「おうちでお店みたいなクレープが作れたら…」と思ったことはないだろうか。家庭用のクレープメーカーがあれば、薄くてもちもちのクレープ生地が誰でも簡単に焼ける。
クレープメーカーにはハンディタイプとプレートタイプがあり、それぞれ使い勝手が異なる。この記事では、クレープメーカーの選び方やおすすめのタイプ、生地のレシピからアレンジまで詳しく紹介していく。

クレープメーカーの種類と特徴
ハンディタイプ(逆さ焼きタイプ)
プレートを下向きにして生地に押し当てる「逆さ焼き」方式のクレープメーカーだ。テクニックいらずで均一な薄さのクレープ生地が焼けるのが特徴で、初心者に特におすすめのタイプだ。プレートに生地が自然に張り付き、余分な生地は落ちるため、誰でも同じ厚さに焼ける仕組みだ。
雑誌のテストで高評価を得ているサンコーの「ラ・クレープ」は、深いアールのプレートが焼きやすく、テクニックなしでまん丸のクレープが焼けると人気だ。価格帯は2,000〜6,000円程度と手に取りやすい。
プレートタイプ(平面加熱タイプ)
平らなホットプレートの上に生地を流して、トンボ(T字型のへら)で薄く伸ばすタイプ。お店のクレープ屋さんと同じ要領で焼くため、慣れるとプロのような仕上がりが楽しめる。ガレット(そば粉のクレープ)なども本格的に作れる。大きめサイズのクレープを焼きたい方に向いている。
フライパン一体型
クレープ専用に設計された浅いフライパンタイプ。底面が広く平らで、生地を薄く広げやすい。コンロの火力を使うため、焼き加減の調整が自在だ。直火式のため電源不要で、キッチンのスペースも取らない。
初心者はハンディタイプが断然簡単。生地を押し当てるだけで均一に焼けるため、失敗が少ない。本格派を目指すならプレートタイプにチャレンジしてみよう。
クレープメーカーの選び方
プレートのサイズ
家庭用クレープメーカーのプレートサイズは直径18〜30cm程度。直径20cm前後のコンパクトタイプなら、ミニクレープが手軽に焼けて収納場所も取らない。大きめのクレープを焼きたいなら直径25〜30cmのモデルを選ぼう。お子さんと一緒に作るなら小さめサイズの方が扱いやすい。
温度調節機能
温度調節ができるモデルなら、生地の焼き加減を細かくコントロールできる。低めの温度でじっくり焼くとしっとりもちもちに、高めの温度でさっと焼くとパリッとした仕上がりになる。ガレットは高温で焼く方が本格的な食感に近づく。
フッ素加工の有無
プレートにフッ素加工が施されていると、生地がくっつきにくく、はがしやすい。油を使わなくてもきれいに焼けるため、ヘルシーなクレープが楽しめる。フッ素加工なしのモデルは油を塗る必要があるが、その分生地にこんがりした風味がつく。
付属品の充実度
トンボ(生地を伸ばすへら)、生地トレイ、ヘラ、レシピブックなどが付属しているモデルは、届いたその日からすぐに使い始められる。特にハンディタイプは付属の生地トレイが必要なため、セット内容を確認しておこう。
消費電力と予熱時間
消費電力が大きいほど予熱が速く、焼き上がりも早い。800W前後のモデルが主流で、2〜3分の予熱で焼き始められるものが多い。忙しい朝に使いたい場合は、予熱時間の短いモデルを選ぶとよい。

おいしいクレープ生地の作り方
基本の配合
- 薄力粉:100g
- 卵:2個
- 牛乳:250ml
- 砂糖:大さじ2
- バター(溶かし):20g
- バニラエッセンス:少々
作り方のポイント
- 卵と砂糖をよく混ぜ、牛乳を少しずつ加える
- 薄力粉をふるい入れ、ダマにならないようにしっかり混ぜる
- 溶かしバターとバニラエッセンスを加える
- 冷蔵庫で30分〜1時間休ませると、生地がなじんで焼きやすくなる
生地を休ませるのがおいしいクレープを焼く秘訣だ。面倒でもこの工程は省かないでほしい。休ませることで粉と水分がなじみ、焼いたときにもちもちした食感になる。冷蔵庫で一晩寝かせるとさらに生地がしっとりする。
ガレット用(そば粉クレープ)の配合
- そば粉:100g
- 卵:1個
- 水:250ml
- 塩:小さじ1/2
ガレットは甘い生地ではなく、塩味の生地にハムやチーズ、卵などのおかず系具材を包むフランス・ブルターニュ地方の料理だ。ランチや夕食のメインとしても楽しめる。

クレープのアレンジレシピ
甘い系クレープ
定番のホイップクリーム+いちご、バナナ+チョコソース、カスタードクリーム+フルーツなどが人気だ。アイスクリームを包めば贅沢なデザートクレープになる。シナモンシュガーだけのシンプルなクレープもフランスでは定番で、素材の味が楽しめる。
おかず系クレープ(ガレット風)
ハム・チーズ・卵を包んだガレット風のクレープは、ランチにぴったり。ツナサラダやスモークサーモン&クリームチーズの組み合わせも絶品だ。そば粉で作れば本格的なガレットになり、ワインとの相性も抜群だ。
ミルクレープ
薄いクレープとホイップクリームを交互に重ねていけば、カフェで見かけるミルクレープが家庭で作れる。7〜10枚程度重ねて、冷蔵庫で2〜3時間なじませると切り口が美しくなる。抹茶やココアを生地に加えると、色鮮やかなミルクレープになる。
クレープロール
クレープ生地をくるくると巻いて、ホイップクリームやフルーツを詰めたクレープロールは、持ち運びにも便利。ラッピングして手土産にしても喜ばれる。巻き終わりをピックで留めるときれいに仕上がる。
クレープの朝食プレート
焼いたクレープを皿に敷き、その上にスクランブルエッグ、ベーコン、サラダを盛り付ければ、おしゃれなワンプレート朝食の完成だ。クレープで具材を包みながら食べるスタイルは、見た目も華やかで朝から気分が上がる。
クレープは甘い系からおかず系まで、具材次第で朝食・ランチ・おやつ・デザートと全時間帯をカバーできる万能メニューだ。
クレープをきれいに焼くテクニック
ハンディタイプの場合
生地を平らなトレイに入れ、予熱したプレートを逆さにして生地に3〜5秒押し当てる。持ち上げると生地がプレートに張り付いているので、そのまま裏返して30秒〜1分焼く。端がめくれてきたらヘラではがして完成だ。
プレートタイプの場合
生地をプレートの中央に流し、トンボを使って素早く外側に向かって薄く伸ばす。トンボは力を入れず、生地の重さで伸ばすイメージで動かすときれいに広がる。端が乾いてきたら裏返して5〜10秒焼いて完成だ。
クレープメーカーのプレートは高温になるため、やけどに注意しよう。特にハンディタイプは逆さにして使うため、生地が垂れて手に落ちないようにトレイの上で作業すること。
クレープメーカーに関するよくある質問
Q. クレープメーカーとホットプレートの違いは?
A. クレープメーカーは薄い生地を均一に焼くことに特化した設計になっている。プレートの表面が滑らかで生地がはがしやすく、ハンディタイプなら押し当てるだけで薄く焼ける。ホットプレートでも焼けるが、薄さの均一さではクレープメーカーに軍配が上がる。
Q. 焼いたクレープは冷凍できる?
A. 焼いたクレープは1枚ずつラップで包んで冷凍保存できる。食べるときは自然解凍するか、電子レンジで軽く温めればOK。まとめて焼いておけば、食べたいときにすぐクレープが楽しめる。冷凍で2〜3週間程度保存可能だ。
Q. 生地が破れやすいときのコツは?
A. 生地が薄すぎる場合は、小麦粉を少し足してみよう。また、しっかり冷ましてからプレートからはがすと破れにくい。プレートの温度が高すぎると生地が焦げて破れやすくなるため、温度を少し下げてみるのも効果的だ。
Q. 子供と一緒に安全に使える?
A. ハンディタイプなら、プレートの加熱面が上向きにならないため比較的安全。ただし、プレートは高温になるため触らないよう注意が必要だ。お子さんには具材のトッピングを担当してもらうのがおすすめだ。
Q. クレープメーカーの電気代はどのくらい?
A. 800Wのモデルを30分使った場合の電気代は約10円程度。週に1回使う程度なら電気代はほとんど気にならない。
まとめ
クレープメーカーがあれば、家庭でも薄くてもちもちの本格クレープが手軽に楽しめる。初心者はハンディタイプから始めるのがおすすめで、慣れてきたらプレートタイプで腕を磨くのも面白い。
焼いたクレープは冷凍保存もできるため、週末にまとめて焼いておけば平日のおやつや朝食に活用できる。甘い系からおかず系まで、アレンジの幅が広いのもクレープの魅力だ。ぜひお気に入りのクレープメーカーを見つけて、おうちクレープを楽しんでほしい。
クレープメーカー選びの参考には、マイベスト クレープメーカーおすすめや、LDK クレープメーカー比較もチェックしてみてほしい。


