「昨日のカレーがまだ残ってる」「肉じゃがが微妙に余ってる」…冷蔵庫にこんな余り物が鎮座しているのは、どこの家庭でもよくある光景だろう。そのまま温め直して食べるのも悪くないけれど、ちょっとしたひと手間で全く別の料理に変身させることができるのだ。
この記事では、余り物を使った簡単リメイク料理のレシピをたっぷり紹介していく。「また同じものか…」と言われない、家族が喜ぶリメイク術をぜひ身につけてほしい。

リメイク料理が優秀な3つの理由
リメイク料理をおすすめする理由は3つある。
まず食品ロスの削減。余り物を捨てずに使い切ることで、食材の無駄がなくなる。次に食費の節約。新たに食材を買い足さなくても、冷蔵庫にあるもので一品作れるのは経済的だ。そして時短。すでに調理済みの食材を使うので、ゼロから作るよりも圧倒的に早くできあがるのが魅力なのだ。
カレーの余り物リメイクレシピ
カレードリア
余ったカレーの一番人気のリメイクといえばカレードリア。耐熱容器にご飯を敷いて、その上にカレーをかけ、チーズをたっぷり乗せてオーブントースターで焼くだけ。焼き時間は200℃で約10分が目安で、チーズがとろけて表面がこんがりしたら完成だ。
そのまま食卓に出せるグラタン皿があると、洗い物も少なく済んでリメイクのハードルが下がる。
カレーうどん
余ったカレーにめんつゆと水を加えて伸ばし、茹でたうどんにかければカレーうどんの完成。カレーの濃さはお好みで調整できるし、ネギや油揚げを加えると本格的な味わいになる。寒い日のランチにぴったりのリメイクレシピだ。
カレーコロッケ
じゃがいもを茹でてマッシュし、余ったカレーを混ぜ込んで成形する。衣をつけて揚げれば、中からカレー風味が広がるコロッケの完成。子どもにも大人気のリメイクレシピだ。

肉じゃがの余り物リメイクレシピ
肉じゃがコロッケ
余った肉じゃがの具材をざっくり潰して丸め、小麦粉→卵→パン粉の順に衣をつけて揚げれば、和風味のしっかり染みたコロッケが完成する。すでに味がついているので味付け不要なのがうれしいポイントだ。
肉じゃが卵とじ丼
余った肉じゃがを鍋に入れて少し温め、溶き卵を回しかけて半熟に仕上げる。ご飯の上にのせればボリューム満点の丼になる。カツ丼のような感覚で食べられるので、お昼ご飯にぴったりだ。
肉じゃがグラタン
耐熱容器に肉じゃがを入れ、ホワイトソース(市販のものでOK)とチーズをかけてオーブンで焼けば、和洋折衷のグラタンに。肉じゃがの甘辛い味とチーズのコクが意外なほどマッチするので、ぜひ試してみてほしい。
ホワイトソースは缶やレトルトを常備しておくと、思い立ったその日にグラタンへ回せる。
味噌汁・スープの余り物リメイクレシピ
味噌汁リゾット
余った味噌汁にご飯を入れて煮込み、チーズをひとつかみ加えるだけで味噌チーズリゾットになる。和と洋の融合で、意外な美味しさに驚くはず。仕上げに黒こしょうを振ると味が引き締まるのでおすすめだ。
スープパスタ
コンソメスープやトマトスープが余ったら、茹でたパスタを入れてスープパスタに。具材はそのまま活かせるし、パスタを吸ったスープが濃厚で食べ応えも十分だ。
ご飯ものの余り物リメイクレシピ
残りご飯でチャーハン
余ったご飯の定番リメイクといえばチャーハン。冷やご飯のほうがパラパラに仕上がるので、実はチャーハンには余りご飯のほうが向いている。卵とネギ、あれば焼豚やハムを加えて強火で炒めれば、おいしいチャーハンの完成だ。
余りご飯のお茶漬け
余ったご飯にだし汁やお茶をかけるだけのシンプルなリメイク。鮭フレークやわさび、漬物をトッピングすると簡単なのに贅沢な味わいになる。夜食や軽めのランチにちょうどいいのもポイントだ。
焼きおにぎり
余ったご飯を握って醤油を塗り、フライパンかトースターでこんがり焼くだけ。表面のカリッとした香ばしさがたまらない。味噌を塗ってから焼くのもまた違った美味しさになるので、好みのスタイルを見つけてみてほしい。

おかずの余り物リメイクレシピ
きんぴらごぼうの卵焼き
余ったきんぴらごぼうを卵液に混ぜて焼くだけで、具だくさんの卵焼きが完成。お弁当のおかずにもぴったりだ。
ポテトサラダのホットサンド
余ったポテトサラダを食パンに挟んでホットサンドメーカーで焼くと、外はサクッと中はクリーミーな一品に。チーズを一緒に挟むとさらに美味しさがアップする。
煮物の炊き込みご飯
余った煮物は具と煮汁ごとお米と一緒に炊飯器に入れると、味の染みた炊き込みご飯になる。水加減は煮汁の分だけ水を減らせばOKだ。ひじき煮や筑前煮など、どんな煮物でも応用できるのが便利なポイントだ。
パスタ・麺類の余り物リメイクレシピ
余りパスタでナポリタン風焼きそば
茹ですぎて余ったパスタは、翌日フライパンでケチャップと一緒に炒めるとナポリタン風の焼きそばになる。ウインナーやピーマンを加えると彩りもよくなり、立派なランチメニューが完成する。冷蔵庫で一晩寝かせたパスタはモチモチとした食感になるので、これはこれで美味しいのだ。
余りうどんのお好み焼き
残ったうどんを細かく切って、卵と小麦粉を混ぜてフライパンで焼くだけ。キャベツや天かすを加えるとさらにボリュームアップする。モチモチのうどんがお好み焼きの生地と相性抜群で、子どもにも大人気のリメイクレシピになる。
揚げ物の余り物リメイクレシピ
余りトンカツでカツ丼
余った揚げ物の定番リメイクといえばカツ丼。トンカツを一口大に切り、玉ねぎと一緒にだし汁で煮て卵でとじれば、お店のような味に仕上がる。衣に煮汁がしっかり染みて、揚げたてとはまた違った美味しさが楽しめるのだ。
余り天ぷらの天丼・天茶
余った天ぷらはオーブントースターで温め直すとサクサク感が復活する。そのまま天丼のタレをかけてご飯にのせれば天丼に、お茶をかければ天茶になる。天ぷらの衣がしっとりしてしまった場合でも、天茶にすると衣のしっとり感がむしろ美味しく感じられるから面白い。
揚げ物の温め直しはトースターが頼りになる。庫内が広めのモデルなら、天ぷらを重ねずに並べられる。

リメイク料理に使える万能調味料
リメイク料理を美味しくするために、常備しておくと便利な調味料を紹介しよう。
めんつゆ:和風リメイクには欠かせない万能調味料。うどん、丼もの、卵とじなど、これ一本で味が決まる便利さがある。
ケチャップ:洋風にリメイクしたいときの強い味方。カレーのリメイクやパスタのリメイクなど、ケチャップを加えるだけで雰囲気がガラッと変わる。
ピザ用チーズ:何にでもかけて焼くだけでグラタン風やドリア風にできる魔法のアイテム。冷凍保存ができるので常備しやすいのも魅力だ。
オイスターソース:中華風のリメイクに重宝する。野菜炒めやチャーハンに少量加えるだけで、コクと旨味が格段にアップする。
リメイク料理を翌日以降に食べる場合は、しっかりと再加熱してから食べること。特に夏場は室温での放置時間をできるだけ短くし、食べない分は早めに冷蔵庫に入れるのが安全だ。
リメイク料理を成功させるコツ
リメイク料理を美味しく仕上げるためのコツをいくつか紹介しよう。
味の方向性を変える:和風のおかずを洋風にアレンジしたり、チーズや卵を加えたりすると、全く別の料理に感じられる。味の方向性を変えることで「また同じもの」という印象を払拭できるのだ。
食感を変える:煮物をコロッケにする、パスタをグラタンにするなど、「やわらかいもの→カリッとしたもの」に変えると新鮮味が出る。
見た目を変える:同じ味でも器やトッピングを変えるだけで印象がガラリと変わる。ハーブやネギ、ゴマなどを散らすだけで彩りが良くなるのでおすすめだ。
リメイク料理の基本は「余り物+α(プラスアルファ)」の発想。卵、チーズ、パン粉の3つがあれば、たいていのおかずをドリア・コロッケ・グラタンにリメイクできるので、常備しておくと便利だ。
この3つの中で切らしがちなのがパン粉だ。乾燥タイプなら日持ちするので、1袋置いておくと安心できる。
よくある質問(Q&A)
Q. リメイク料理の保存期間はどのくらい?
リメイク料理も通常の料理と同様に、作ったら冷蔵庫で保存して2〜3日以内に食べ切るのが安心だ。特に卵を使ったリメイク料理は傷みやすいので、できるだけ早く食べるようにしよう。
Q. リメイク料理で気をつけるべき衛生面のポイントは?
元の料理を冷蔵庫から出したら、しっかりと再加熱してから調理に使うのが大切。中途半端な温度で長時間放置すると菌が繁殖しやすくなるので、リメイクする際は中心部まで十分に火を通すことを意識しよう。
Q. 余り物の量が少ない場合はどうすればいい?
少量の余り物は複数種類をまとめて使うのがコツ。例えば、少しずつ残った煮物ときんぴらを合わせて卵でとじれば、具だくさんの卵丼になる。「足りない」と思ったら卵やチーズでボリュームアップするのがおすすめだ。

まとめ
余り物のリメイク料理は、食品ロスの削減・食費の節約・時短の三拍子が揃った優れたテクニック。カレーならドリアやうどんに、肉じゃがならコロッケや卵とじ丼に、残りご飯ならチャーハンやお茶漬けにと、リメイクの可能性は無限大だ。
リメイクを成功させるコツは「味・食感・見た目のどれかを変える」こと。この3つのポイントを意識するだけで、昨日の残り物が今日の新しいごちそうに生まれ変わる。
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