「ウォーターサーバーって実際どうなの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。便利そうだけど費用がかかる、場所を取りそう、衛生面が心配……。そんな疑問をお持ちの方に向けて、ウォーターサーバーのメリットとデメリットを率直にまとめました。
導入してから「思っていたのと違った」と後悔しないために、良い面も気になる面もフラットに知っておきましょう。

ウォーターサーバーの7つのメリット
1. いつでも冷水・温水がすぐに使える
ウォーターサーバーの最大のメリットは、冷たい水とお湯がいつでもワンタッチで使えること。お湯を沸かす手間がないため、朝のコーヒーや赤ちゃんのミルク作り、カップスープなど、日常のあらゆるシーンで時短につながります。
2. 重い水を買いに行かなくていい
2Lのペットボトルをまとめ買いして運ぶのは、想像以上に大変です。ウォーターサーバーなら自宅まで定期配送してくれるため、買い物の負担がなくなります。浄水型のサーバーであれば水道水を注ぐだけなので、さらに手間がかかりません。
3. おいしい水が飲める
天然水タイプのサーバーでは、各メーカーが厳選した採水地の天然水を楽しめます。水道水のカルキ臭が気になるという方にとっては、大きな魅力です。浄水型でも高性能フィルターによって水道水特有の味や臭いを除去できます。
4. 料理に活用できる
おいしい水は飲むだけでなく、料理にも活用できます。炊飯やスープ、出汁を取るときにウォーターサーバーの水を使うと、仕上がりに差が出ることも。共働き家庭の時短料理にも相性が良いです。
5. ペットボトルのゴミが減る
ペットボトルを大量に購入していた家庭では、ゴミの量がぐっと減ります。特に天然水ボトルの中にはつぶして捨てられるワンウェイ方式を採用しているメーカーもあり、ゴミの処理がしやすいです。
6. 防災時の備蓄水になる
ボトル配送型のウォーターサーバーなら、ストックしてあるボトルが災害時の備蓄水として活用できます。普段使いしながら備蓄できる「ローリングストック」の考え方にも合っています。
ただし停電時はサーバーから水が出せない機種もあるため、賞味期限の長い保存水を数本だけ別に置いておくと安心です。5年程度もつタイプなら、入れ替えの手間もそれほどかかりません。
7. 子どもの水分補給に役立つ
冷蔵庫を開けなくてもサッと水が飲めるため、子どもが自分で水分補給する習慣がつきやすいです。チャイルドロック付きのサーバーを選べば、やけどの心配も軽減できます。

ウォーターサーバーの6つのデメリット
1. 毎月のランニングコストがかかる
水代・サーバーレンタル料・電気代など、毎月のコストは避けられません。水代だけで月3,000〜5,000円程度、電気代は月500〜1,000円程度が目安です。ペットボトルの水を購入するよりも割高になるケースもあるため、家計との相談が必要です。
2. 設置スペースが必要
床置き型のサーバーは幅30cm×奥行30cm程度のスペースが必要です。さらに背面は壁から10cm以上離す必要があることが多く、思った以上に場所を取ります。一人暮らしのワンルームでは圧迫感を感じることもあるため、卓上型を検討するのも一つの手です。
3. ボトル交換が重い
12Lボトルの重さは約12kg。上部にセットするタイプのサーバーでは、この重いボトルを持ち上げる必要があります。女性や高齢の方には負担になることがあるため、下置き型や軽量パック式のサーバーを選ぶと楽になります。
4. 契約期間のしばりと解約金がある
多くのメーカーでは、2〜3年の最低利用期間が設定されています。期間内に解約すると、10,000〜50,000円程度の解約金が発生します。「試してみて合わなかったらやめよう」と気軽に始めにくい点は、大きなデメリットです。
5. 水の注文ノルマがある場合がある
月に最低○本以上注文しないといけない「ノルマ」が設定されているメーカーもあります。消費量が少ない家庭では水が余ってしまい、保管場所に困ることも。ノルマなしのプランや休止制度があるメーカーを選ぶと安心です。
6. メンテナンスが必要
サーバーの給水口やボトル差込口は定期的な清掃が必要です。自動クリーン機能が搭載されているモデルでも、外部のお手入れは自分で行う必要があります。衛生面を保つために、こまめなセルフメンテナンスは欠かせません。
水道水を浄化する「浄水型」を選べばボトル交換の手間はなくなりますが、代わりにこまめな給水やフィルター交換といった別の手間が発生します。どちらのタイプが自分に合っているか、生活スタイルに合わせて選びましょう。
ウォーターサーバーが向いている人・向いていない人
向いている人
- お湯をすぐ使いたい(ミルク作り・コーヒーなど)
- 水の買い出しが大変で負担を減らしたい
- 水道水の味やカルキ臭が気になる
- 料理にもこだわりの水を使いたい
- 防災備蓄を兼ねたい
向いていない人
- 月々のコストをできる限り抑えたい
- 設置スペースに余裕がない
- 水の消費量が少ない(月12L未満が目安)
- 契約のしばりが苦手
「向いていない人」に自分が当てはまりそうなら、まずは浄水ポットで様子を見るという選択もあります。買い切りなので月々の固定費も契約のしばりもなく、置き場所は冷蔵庫の中だけで済みます。

天然水タイプと浄水型、どちらがいい?
ウォーターサーバーは大きく天然水タイプと浄水型(水道水補充型)の2種類に分けられます。
天然水タイプは、採水地から届いた天然水をボトルで受け取るスタイルです。水そのものの味にこだわりたい方や、防災備蓄を兼ねたい方に向いています。一方、ボトルの受け取り・保管・交換の手間がかかり、費用もやや高めです。
浄水型は、水道水をサーバー内のフィルターで浄化して使うスタイルです。月額定額で使い放題のため、水の消費量が多い家庭ほどコスパが良くなります。ボトルの受け取りや保管場所の問題もありません。ただし、天然水ならではのミネラル感や味わいを求める方には物足りなく感じる可能性もあります。
よくある質問(Q&A)
Q. 電気代はどのくらいかかりますか?
一般的なウォーターサーバーの電気代は月500〜1,000円程度です。エコモード搭載のモデルであれば月300〜500円程度に抑えられるものもあります。電気ポットやケトルを毎日使う場合と比べて大きな差はありません。
Q. 赤ちゃんのミルクに使えますか?
多くのウォーターサーバーの水は軟水であるため、赤ちゃんのミルク作りに適しています。温水機能を使えばミルクの調乳時間を大幅に短縮できます。ただし、使用前に各メーカーの公式サイトで赤ちゃん向けの情報を確認してください。
Q. 一人暮らしでも必要ですか?
一人暮らしの場合、水の消費量が少ないためコスパ面では割高になりがちです。ただし、ペットボトルを買いに行く手間がなくなる利便性や、お湯がすぐ使える時短効果を重視するなら検討の価値はあります。卓上型や浄水型を選ぶと、スペースやコストの問題を抑えやすいです。
Q. ペットに飲ませても大丈夫ですか?
軟水のウォーターサーバーであれば、犬や猫に飲ませること自体は一般的に問題ないとされています。ただし、ミネラル含有量の多い硬水はペットの体に負担がかかることがあるため、心配な場合はかかりつけの獣医師に相談してください。
まとめ
ウォーターサーバーは、いつでもおいしい水やお湯が使える利便性が最大の魅力です。一方で、月々のコスト、設置スペース、契約のしばりといったデメリットもあります。
導入を検討する際は、自分の生活スタイルに合うかどうかを基準に判断するのがおすすめです。各メーカーの公式サイトでは無料お試しやキャンペーンの情報も掲載されているため、まずは情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
消費者目線での選び方については、消費者庁のウェブサイトも参考になります。また、水道水の水質に関する情報は厚生労働省の水道関連ページで確認できます。



