赤ちゃんが生まれると、授乳やミルク作りの回数が一気に増えます。特に夜中の授乳では、お湯を沸かして冷ますという作業がかなりの負担になります。ウォーターサーバーがあれば温水がすぐに使えるため、ミルクの調乳時間を大幅に短縮できます。
ただし、赤ちゃんに使うものだからこそ「安全な水なのか」「衛生面は大丈夫か」といった不安もあるはずです。この記事では、赤ちゃんのミルク作りに適したウォーターサーバーの条件と、おすすめの機種を詳しく解説します。
ウォーターサーバーの水で赤ちゃんのミルクを作って大丈夫?
結論として、硬度60mg/L以下の軟水で、70度以上のお湯が使えるサーバーであれば問題ありません。日本小児科学会および日本周産期・新生児医学会の共同見解でも、ミネラルウォーターを使ったミルクの調乳は可能とされています。
国内のウォーターサーバーで使用される水は、厚生労働省が定めた清涼飲料水の基準をクリアしており、各メーカーが独自の品質検査も実施しています。日本の天然水はもともと軟水が多いため、赤ちゃんの体に負担がかかりにくいのが特徴です。
なぜ70度以上のお湯が必要なの?
厚生労働省のガイドラインでは、粉ミルク中に存在する可能性のある細菌(サカザキ菌など)を不活化するために「70度以上のお湯で調乳すること」が定められています。ウォーターサーバーの温水は通常80度~90度程度に設定されているため、この基準を満たしています。
夜中の調乳をさらに短縮したいなら、粉ミルクを1回分ずつ分けておける小分けケースが役立ちます。眠い目をこすりながら計量する手間がなくなります。

赤ちゃん向けウォーターサーバーの選び方4つのポイント
1. チャイルドロック機能は必須
赤ちゃんが成長してつかまり立ちやハイハイを始めると、サーバーに触れてしまう可能性があります。温水のチャイルドロック機能は必須です。ボタンの長押しで解除するタイプや、本体上部にロックボタンがあるタイプなど、子どもの手が届きにくい設計のものを選びましょう。
2. 軟水であること
赤ちゃんの内臓はまだ未発達のため、ミネラル含有量の多い硬水は負担がかかる場合があります。硬度60mg/L以下の軟水を使用しているサーバーを選ぶのが安心です。国内のウォーターサーバーで使われる天然水は大半が軟水ですが、念のためメーカーの公式情報で確認しておきましょう。
3. 衛生機能が充実していること
赤ちゃんに飲ませる水だからこそ、サーバー内部の衛生管理は重要です。UV-LED殺菌機能や自動クリーン機能を搭載した機種なら、サーバー内部を清潔な状態に保ちやすくなります。
あわせて見直したいのが哺乳瓶の消毒方法です。電子レンジで使える除菌ケースなら、鍋で煮沸するより準備の手間が少なくて済みます。
4. 子育て向けプランがあるか
子育て世帯向けの割引プランを用意しているメーカーもあります。水代の割引やサーバーレンタル料の優遇などが受けられるため、対象期間(妊娠中~未就学児がいる家庭など)に該当する方はチェックしてみてください。
赤ちゃんのいる家庭におすすめの機種
プレミアムウォーター|子育て向け「マムクラブ」
プレミアムウォーターには「PREMIUM WATER MOM CLUB」という子育て向けプランがあり、通常プランよりもお水1セットあたり324円お得な料金で利用できます。レンタル料は初月無料で、月2セット以上の注文で月額550円に抑えられます。
天然水は富士吉田・北アルプスなど全国8カ所の採水地から届き、いずれも硬度の低い軟水です。「ずっとプレミアムプラン」(3年契約)なら12L×2本で4,190円(税込)から利用できます。
クリクラ|産院での採用実績が豊富
クリクラは全国580カ所以上の産院で使用されている実績があり、赤ちゃんのいる家庭に広く選ばれています。RO水(不純物除去率99.9%の純水)に独自配合のミネラルを加えた軟水で、ミルクの調乳にも適しています。
水代は12Lボトル1本あたり1,620円(税込)で、注文ノルマがないため自分のペースで利用できるのも子育て世帯にはうれしいポイントです。
コスモウォーター smartプラスNext|足元ボトル交換で腰の負担軽減
赤ちゃんを抱っこしながら重いボトルを持ち上げるのは大変です。smartプラスNextは足元でボトルを交換できるスライド方式を採用しているため、腰への負担が少なく済みます。天然水12Lあたり2,052円(税込)でレンタル料は無料です。
設置する場所には、専用の床マットを敷いておくと安心です。水滴やボトル交換時のこぼれから床を守れて、掃除のときも動かしやすくなります。
エブリィフレシャス tall|浄水型で使い放題
月額3,300円(税込)の定額制で、ミルク作りだけでなく離乳食の調理にも惜しみなく使えます。6段階の温度調整機能を搭載しており、UV-LED殺菌で衛生面も安心です。

ウォーターサーバーを使ったミルクの作り方
ウォーターサーバーを使ったミルク作りの手順を紹介します。
- 哺乳瓶を消毒して準備する
- ウォーターサーバーの温水(80度~90度)を、できあがり量の2/3程度入れる
- 粉ミルクを入れてよく溶かす
- 残りの1/3をウォーターサーバーの冷水で足す
- 手首の内側に数滴垂らして温度を確認(人肌程度になっていればOK)
やかんでお湯を沸かして流水で冷ます方法と比べると、大幅に時間を短縮できます。特に夜間の授乳では、温水と冷水を混ぜるだけで適温にできるのは大きなメリットです。
調乳の回数が増えると、洗い物の負担も同じだけ増えます。奥まで届く専用ブラシがあると、乳首の細かい部分まで手早く洗えます。
赤ちゃん向けサーバーの注意点
- ウォーターサーバーの温水はミルクの調乳には使えますが、白湯としてそのまま赤ちゃんに飲ませる場合は必ず人肌まで冷ましてください。
- サーバーの注ぎ口は定期的に清潔な布で拭き、衛生的に保ちましょう。
- 子どもの成長に合わせて、冷水側にもチャイルドロックを追加できる機種を検討してください。
- 宅配型のボトルは直射日光の当たらない涼しい場所で保管しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. RO水と天然水、赤ちゃんにはどちらがいい?
どちらも赤ちゃんのミルク作りに使えます。RO水は不純物をほぼ完全に除去した純水なので、より安心感を求める方に向いています。天然水は自然のミネラルが含まれた軟水が多く、味のおいしさを重視する方に向いています。
Q. 浄水型サーバーの水は赤ちゃんに使える?
水道水をフィルターでろ過した浄水型の水も、赤ちゃんのミルク作りに使用できます。日本の水道水はもともと安全基準が高く、さらにフィルターで不純物を除去するため、安心して利用できます。
Q. いつまでウォーターサーバーのお湯でミルクを作ればいい?
粉ミルクの調乳に70度以上のお湯を使うのは、卒乳まで継続するのが望ましいです。離乳食への移行後も、スープや出汁を作る際にウォーターサーバーは重宝するため、子育て期間を通じて活躍します。
離乳食が始まると、すりつぶす・裏ごしするといった作業が加わります。必要な道具がひとまとめになった調理セットがあると、少量ずつ作るときに扱いやすいです。

まとめ
赤ちゃんのいる家庭にウォーターサーバーを導入するなら、「チャイルドロック」「軟水」「衛生機能」の3つは必ず確認しましょう。プレミアムウォーターの「マムクラブ」やクリクラの産院採用実績など、子育て世帯向けのサポートが充実したメーカーを選ぶのもポイントです。
夜中のミルク作りの負担が大きく軽減されるだけでなく、離乳食作りや普段の飲み水としても長く活用できます。赤ちゃんとの生活をより快適にするために、ウォーターサーバーの導入を検討してみてください。
参考リンク:

