おしゃれなキッチンに欠かせない鋳物ホーロー鍋といえば、フランス生まれのル・クルーゼ(Le Creuset)。カラフルなデザインと優れた機能性で、世界中の料理好きから支持を集めている。ただ、サイズや形状の種類が豊富なため、「どれを買えばいいかわからない」と迷ってしまう人も多いだろう。
この記事では、ル・クルーゼのサイズ選びのポイントから、定番モデルの特徴、家族構成別のおすすめサイズまで丁寧に解説していく。初めての1台を選ぶ際の参考にしてほしい。

ル・クルーゼの特徴|長く愛される理由
鋳物ホーロー鍋ならではの蓄熱性
ル・クルーゼの鍋は鋳鉄製の本体に3層のホーローコーティングが施されており、熱をゆっくりムラなく伝える「優しい火の入り方」が最大の特徴。煮込み料理はもちろん、炊飯や蒸し料理、揚げ物まで幅広く対応できる万能鍋だ。
豊富なカラーバリエーション
チェリーレッド、オレンジ、マルセイユブルーなど、食卓を彩るカラーが20色以上展開されている。キッチンのインテリアに合わせて選べるのはもちろん、そのままテーブルに出してもおしゃれに映えるデザインが魅力だ。
耐久性の高さ
ル・クルーゼの鍋は正しく使えば何十年も使い続けられると言われている。実際に親から子へ受け継いで使っている家庭もあるほど。ガス火・IH・オーブンのすべてに対応しており、熱源を選ばないのも長く使える理由のひとつだ。
ル・クルーゼの定番モデル一覧
ココット・ロンド(丸型)
ル・クルーゼの代表的なモデルで、「煮る」「炊く」「蒸す」「焼く」「炒める」「揚げる」のすべてに対応できる万能鍋。サイズは14cmから30cmまで展開されている。カレーやシチューなどの煮込み料理から炊飯まで、初めての1台に最も選ばれているモデルだ。
ココット・オーバル(楕円型)
楕円形のデザインで、魚を丸ごと1匹入れたり、大きめの肉のかたまりを調理したりするのに適している。パスタを茹でるのにも便利な形状だ。サイズは25cmから31cmまで展開されている。
マルミット(土鍋風)
18cmのワンサイズで展開されている土鍋風デザインのモデル。1〜2人で囲む鍋料理にちょうどよいサイズで、そのままテーブルに出してもおしゃれ。鋳物ホーローならではの蓄熱性で、卓上に出してもなかなか冷めないのがうれしい。
サイズ別の特徴と選び方
ココット・ロンドのサイズ比較
- 14cm(容量0.7L):ソースやディップ作り、一人分の副菜に。そのままテーブルに出せるミニサイズ
- 16cm(容量1.3L・重量約2.1kg):一人暮らしの味噌汁やスープに最適。2合の炊飯にも対応
- 18cm(容量1.8L):1〜2人暮らしのメイン鍋として活躍。煮物やカレーをちょうどよい分量で作れる
- 20cm(容量2.4L・重量約3.1kg):2〜3人家族の定番サイズ。3合の炊飯に対応し、もっとも人気が高い
- 22cm(容量3.3L):3〜4人家族向け。カレーやシチューをたっぷり作れる
- 24cm(容量4.2L):4人以上の家族向け。おもてなし料理にも
最も売れているのは20cmと22cm。初めての1台なら20cmがベストで、2〜3人分の煮込み料理や炊飯にちょうどよいサイズだ。なお、直径24cm以上の鍋は炊飯時にムラが出やすいため、炊飯目的なら20cm以下がおすすめ。
家族構成別おすすめサイズ
一人暮らし|16cmまたは18cm
一人暮らしなら16cmか18cmが使いやすい。16cmはスープや味噌汁を1〜2杯分作るのにちょうどよく、収納場所も取らない。18cmならカレーやシチューを2〜3食分まとめて作り置きできるので、自炊派の人に向いている。
2人暮らし|20cm
2人暮らしには20cmがピッタリ。日常の煮物やスープから、週末の少しこだわった料理まで対応できる。迷ったら20cmを選んでおけば間違いないというくらい、汎用性の高いサイズだ。
3〜4人家族|22cm
3〜4人家族なら22cmがベストチョイス。カレー8〜10皿分を一度に作れるので、食べ盛りのお子さんがいる家庭でもたっぷり作り置きできる。重量は約3.5kgとやや重いが、日常的に使うなら慣れてくる範囲だ。

ル・クルーゼとストウブの違い
鋳物ホーロー鍋の2大ブランドとして比較されることが多いル・クルーゼとストウブ。主な違いをまとめておこう。
- 重さ:同じサイズならル・クルーゼのほうがやや軽い。日常の取り回しやすさを重視するならル・クルーゼに軍配が上がる
- フタの構造:ストウブはフタ裏にピコ(突起)があり無水調理が得意。ル・クルーゼはドーム型のフタで蒸気の対流が起きやすく、素材にムラなく火が入る
- カラー展開:ル・クルーゼのほうが圧倒的にカラーが豊富。限定色も定期的に発売される
- 内側のコーティング:ル・クルーゼは内側が明るいクリーム色で、食材の色の変化がわかりやすい。ストウブは黒いマットエマイユ加工で、焦げ付きにくい
ル・クルーゼで作りたいおすすめ料理
ポトフ
大きめに切った野菜とソーセージ、ベーコンなどをコンソメスープでじっくり煮込むポトフは、ル・クルーゼの蓄熱性を存分に活かせるメニュー。弱火でコトコト煮込むだけで、野菜の甘みが引き出された上品な味わいに仕上がる。
炊き込みご飯
ル・クルーゼで炊くご飯はふっくらとした仕上がりが魅力。季節の食材を加えた炊き込みご飯なら、そのままテーブルに出せて見栄えもよい。20cmなら3合まで炊飯可能だ。
煮込みハンバーグ
フライパンで表面を焼いたハンバーグを、トマトソースとともにル・クルーゼに移して弱火で煮込む。ホーロー鍋の均一な熱伝導のおかげで、中までしっかり火が通りつつジューシーな仕上がりになる。
ル・クルーゼを使うときの注意点
- 空焚きは厳禁。ホーローコーティングが傷む原因になる
- 急激な温度変化は避ける(熱い状態で冷水をかけない)
- 金属製のヘラや泡立て器はNG。シリコンや木製の調理器具を使う
- 食洗機は使用可能だが、手洗いのほうがホーローが長持ちする
- 内側のクリーム色のコーティングは、使い込むと色が変わることがあるが、機能上は問題ない
よくある質問(Q&A)
Q. ル・クルーゼの鍋は重いの?
鋳物ホーロー鍋なので、ステンレスやアルミの鍋に比べると重い。ココット・ロンド20cmで約3.1kgほどある。ただし、この重さがフタの密閉性を高め、保温性の高さにつながっている。両手で持てば問題なく扱える重さだ。
Q. ル・クルーゼの鍋はどこで買うのがいい?
正規品は公式オンラインショップやデパート、全国のル・クルーゼ直営店で購入できる。大手通販サイトでも取り扱いがあるが、並行輸入品は保証内容が異なる場合があるため、正規品かどうかを確認してから購入するのがおすすめだ。
Q. ル・クルーゼの焦げ付きはどうやって落とす?
鍋に水と重曹を入れて沸騰させ、しばらく放置してから柔らかいスポンジで洗えばきれいに落ちる。研磨剤入りの洗剤やスチールたわしは使わないこと。
Q. ル・クルーゼはオーブンで使える?
使える。ツマミ部分がステンレス製のモデルなら250度まで対応している。フェノール樹脂のツマミの場合は200度までなので、製品に付属の取扱説明書を確認してほしい。
まとめ|ル・クルーゼは料理も食卓も華やかにしてくれる
ル・クルーゼは、優れた蓄熱性と華やかなデザインを兼ね備えた鋳物ホーロー鍋。初めての1台なら20cmのココット・ロンドが汎用性が高くておすすめだ。好きなカラーを選んで、ぜひ日々の料理をもっと楽しくしてほしい。
ル・クルーゼの全ラインナップはル・クルーゼ公式サイト、レシピのアイデアはクックパッド、各モデルの口コミはマイベストで確認できる。


